お知らせ

ノーベル賞受賞者
シェルドン・グラショー博士、バリー・バリッシュ博士に聞く「ILCが開く科学の未来」
ILC推進国際シンポジウム お茶の水女子大学で開催

国際シンポジウム 本シンポジウムのテーマである「国際リニアコライダー(ILC)」は次世代の素粒子加速器計画です。この加速器は「宇宙がどのように誕生し、どのような仕組みで働いているのか」という、世界中の科学者が挑むユニバーサルな謎の解明を目指す実験装置です。ILCは世界の素粒子物理学の研究進展の鍵を握る重要な施設です。ILCが日本に建設されることになれば、日本が素粒子物理学をリードする存在となることは間違いありません。
ILC建設の効果は素粒子物理学にとどまりません。科学の進歩に貢献する国として世界的なプレゼンスを高め、優位性の維持・確立に大いに資することでしょう。また、その結果、将来、日本の科学技術全体の発展にも役立つでしょう。
ILCとはどんな実験装置なのか、私たちに何をもたらしてくれるのか?宇宙の謎に挑戦するロマンと、科学の未来を一緒に考えてみませんか。

日時

2018年8月5日(日)14:00~17:00(開場 13:00)

会場

お茶の水女子大学 徽音堂 アクセスマップ

テーマ・概要

両博士の講演タイトルは決まり次第、下記「国際シンポジウム特設サイト」でお知らせします。
※英語の講演、ディスカッションには逐次通訳が入ります。

講演者紹介

シェルドン・グラショー博士

シェルドン・グラショー博士(1979年度ノーベル物理学賞受賞) グラショー博士(1932年12月5日生)はアメリカの物理学者で、ボストン大学の数学・物理学の教授です。自然界には「重力」「強い力」「弱い力」「電磁力」の4つの力があります。4つの力は宇宙が誕生した頃はひとつの力であったと科学者たちは考え、これらの力を統一的に説明しようという研究が進められています。グラショー博士は、4つの力のうち弱い力と電磁気力が深く関係していることを発見しました。電気や磁気、光、そしてある種の放射線はどれも「電弱相互作用」というひとつの力で統一的に説明できることを示したのです。後に、サラーム博士とワインバーグ博士が、この理論に素粒子に質量を与えるヒッグス機構(ヒッグス博士が提唱)を合体させ、電弱統一理論を生み出しました。この研究により3人は1979年度のノーベル物理学賞を受賞し、現在もこの考えは素粒子の標準理論の骨格を成しています。グラショー博士は標準理論の生みの親の一人として、標準理論を超えた素粒子理論の方向性を定めるにはILCの実験が最もが適しているとして、日本のILC誘致を応援しています。

バリー・バリッシュ博士

バリー・バリッシュ博士(2017年度ノーベル物理学賞受賞) バリッシュ博士(1936年1月27日生)はアメリカの物理学者で、カリフォルニア工科大学名誉教授です。重力波研究の第一人者で、2017年に、ソーン博士、ワイス博士とともに「LIGO検出器および重力波の観測への決定的な貢献」が認められ、ノーベル物理学賞を受賞しました。バリッシュ博士はILCと非常に深い関係があります。ILCは粒子を加速する方式として「超伝導加速」を採用しています。1990年代には、日米欧がそれぞれILCのような直線型衝突加速器の計画を持っていました。2004年8月に国際技術勧告委員会(ITRP)が加速器の基本技術を超伝導加速方式に一本化する勧告を行いました。そして、世界で1つの計画「国際リニアコライダー(ILC)」に統合されたのです。バリッシュ博士は、このITRPの議論を委員長として率いました。その後、ILC設計のための組織「国際共同設計チーム(Globan Design Effort)」のディレクターを2005~2013年に務め、世界に散らばる2,000人以上の科学者をまとめて、ILCの最初の設計図ともいえる「技術設計報告書」を完成させました。

ビデオメッセージ

小柴昌俊博士(2002年度ノーベル物理学賞受賞)
大隅良典博士(2016年度ノーベル生理学・医学賞受賞)

入場料・定員

無料、1,000名(中学生以上)事前申込み制・先着順

お申込み方法

国際シンポジウム特設サイト(主催する他機関が運営)にアクセスし、フォームに入力してお申し込みください。
※7月11日より受付を開始しています。
ILC推進プロジェクトホームページ

主催・共催

高エネルギー加速器研究機構、お茶の水女子大学、
多摩六都科学館、東北大学大学院理学研究科、
東京大学素粒子物理国際研究センター、早稲田大学研究院、
信州大学理学部、京都大学化学研究所、広島大学、
九州大学先端素粒子物理研究センター、佐賀大学理工学部、
岩手大学、岩手県立大学、
リニアコライダー・コラボレーション、先端加速器科学技術推進協議会、東北ILC推進協議会

問い合わせ先

先端加速器科学技術推進協議会事務局 フォームリンク先