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石野雅也教授が副センター長に就任

2022年4月1日、東京大学素粒子物理国際研究センターの石野雅也教授が副センター長に就任しました。
石野副センター長は素粒子物理学実験を専門とし、大学院を卒業した2000年よりATLAS検出器のミューオンシステムを構成するThin-Gap-Chamber(TGC)で、日本とイスラエルの共同チームを率いて壮大なプロジェクトを成し遂げ、2012年7月のヒッグス粒子発見に大きく寄与しました。その後、2017-18年にはATLAS検出器の運転統括責任者を務め、Run2実験の最終年度に記録的な大成功(過去最高の積分ルミノシティ、かつ、データ取得効率の両立)をおさめ、現在はATLAS日本グループ共同代表(2021年度~)やミュー粒子トリガーアップグレード責任者になり、Run3実験、高輝度LHC実験での「宇宙誕生の謎を解明する新たな発見」を目指し、全力を尽くしています。また、研究者コミュニティのなかでは、高エネルギー物理学研究者会議将来計画委員会委員長(2015年9月~2017年8月)等を歴任し、高エネルギー物理学の将来を見据えた取組も進めています。石野副センター長はこれまでの幅広い研究業績を生かし、センター長の補佐役としてセンターの運営に携わります。