ICEPPフェローシップ

東京大学素粒子物理国際研究センター令和3年度「ICEPPフェローシップ」公募要領

※本公募の受付は終了いたしました。ご応募ありがとうございました。

1. 公募の主旨

東京大学素粒子物理国際研究センターは、欧州合同原子核研究機構(CERN)の世界最高エネルギー陽子・陽子衝突装置LHCにおいて国際共同実験ATLASでの測定器運転・データ収集・物理研究開発を行なっています。特に、ATLAS検出器の性能分析や物理研究、解析の拠点となる地域解析センターの整備・運用を強力に推し進めています。また、スイス・ポールシェラー研究所(PSI)において世界最高感度でミュー粒子の稀崩壊を探索する国際共同実験MEGを実施中です。更に、国際リニアコライダー(ILC)計画や極低エネルギーでの中性子実験など次世代の物理実験に向けた加速器・測定器開発も海外の研究機関と共同で進めています。
本センターでは、将来の高エネルギー物理学を担う国際性豊かな研究者を育成するため、これら最先端の研究が集結する海外の研究機関に長期間滞在して研究を行なったり、国内において研究の遠隔化・自動化の仕組みづくりに挑戦する若手研究者をICEPPフェローとして公募します。ATLASやMEG実験、ILC計画などに限らず、幅広い海外での実験での公募が可能ですので、奮ってご応募ください。

2. 申請資格者

国・公・私立大学及び国・公立研究機関の研究者(大学院生、研究生、ポスドクなどを含む)、またはこれらに準ずる研究者ならびに本センター長が適当と認めたもの。
ATLASやMEG実験など本センターが中核となって推進している研究に限らず、海外の研究機関に中・長期間滞在したり、国内において成果が期待される研究を行なうことが条件です。特にポスドクや大学院生など、若手の研究者を優先します(日本学術振興会特別研究員に採択されている方は、同会で定める研究専念義務により除きます)。

3. 採用人数

若干名程度

4. 申請方法

「フェローシップ申請書」のなかから、海外出張(別紙様式1-1)、研究費(別紙様式1-2)のいずれかを選択し、「7.提出方法」に沿って提出してください。

5. フェローシップ期間

令和3年7月から令和4年3月31日までの期間(最低1ヶ月から最長9ヶ月間の海外渡航を含む)

6. 申請期限

令和3年6月7日(月)最終申請期限
(研究計画に応じて早めに申請を行なうようにしてください)

7. 提出方法

電子メールによる hisho@icepp.s.u-tokyo.ac.jp
(2~3日以内に受領の返信がない場合は、必ず問い合わせて確認のこと)

8. 採否

採否は、研究協議会における審査を経てセンター長が決定します。審査は書面によるものを基本にしますが、必要な場合には面接による審査を行ないます。

9. 所要経費

海外出張に関する旅費・滞在費、または国内での研究費を支給します。

10. その他

【重要】新型コロナウイルス感染症に対して十分な安全が確保されている研究機関への出張・渡航及び期間に限ります。また、所属する大学や研究機関内で定められた承認ルールがある場合は、必ず準拠してください。

フェローシップに関することは、下記にお問い合わせください。
東京大学素粒子物理国際研究センター ICEPPフェロー係
TEL:03-3815-8384 / FAX:03-3814-8806
E-MAIL:hisho@icepp.s.u-tokyo.ac.jp