研究概要
CERN-ATLAS実験に参加し、世界最高エネルギーでの陽子ビーム衝突データの中から、標準理論を超える物理の発見を目指しています。本研究室では、機械学習や量子コンピュータ等の最新技術を応用し、素粒子物理研究を行なうことに力を入れています。
メンバー、主な共同研究者
大学院進学を検討されている方へ
ATLASは2018年までに全体計画の約5%のデータを取り終えた段階です。今まではこのように"少ない"データを素早く解析してアクセスしやすい結果を出すことを行ってきたと言えます。今後はさらに大量になるデータを用いて今までよりも難しい解析に挑戦して新しい物理学を発見するフェイズに移ります。すでに誰かが用意した解析をなぞるのではなく、自分で新たなデータ解析を考えて、探索されていない領域に挑戦することができる(期待されている)段階に入っています。このような挑戦的な研究を行なうのに鍵となるのが、しっかりとしたデータ解析技術基盤と、新たな発想による創意工夫の融合です。
本研究室ではまず、最先端のコンピューティング技術(機械学習や量子コンピュータ)を習得し、それを実際に物理解析に応用することで新物理の発見を目指します。機械学習等の技術を習得し、エキスパートになろうという方を歓迎します。
本研究室では浅井研、石野研、田中研、奥村研や他大学のATLASの研究者と協力して研究を行います。最新のATLASデータを用いて超対称性粒子、暗黒物質候補粒子、その他様々な新粒子探索やヒッグス粒子の研究等様々な課題に挑戦することができます。
やる気溢れる大学院生(修士・博士)の入学をお待ちしております。研究活動に関する質問、研究室訪問を随時受け付けています。お気軽にご連絡ください。
お知らせ
毎年5月下旬から6月上旬の間に東京大学素粒子物理国際研究センター大学院進学ガイダンスが開催されます。研究紹介の後に教員や大学院生に直接相談できる懇親会も催される予定です。是非ご参加下さい。時期が近くなるとこちらに情報が掲載されますのでご覧下さい。
連絡先:
澤田龍
東京大学素粒子物理国際研究センター
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学 (本郷キャンパス) 理学部1号館西棟10階
TEL: 03-3815-8384 (事務室)
sawada@icepp.s.u-tokyo.ac.jp