素粒子物理実験の面白さを伝え、大学院生を中心とした若手研究者同士の議論を通じて、大学、実験の垣根を超えたつながりを広げる機会を設けることを目的とする「高エネルギー物理春の学校」が、今年も5月14~16日に開催されました。本センターから修士1年の学生7名が参加し、口頭発表・ポスター発表等を行うとともに、日頃の研究成果を多くの国内の若手研究者と議論しました。
春の学校では例年、成果発表や質疑応答等による学校全体の盛り上げに特に貢献した学生を表彰していますが、今年は本センター大谷研究室修士1年の高井ゆり氏が受賞しました。
対象発表
自作検出器を用いた稀崩壊μ→eγの探索 発表資料
概要
ミューオンの電子と光子への二体崩壊は、荷電レプトンフレーバーを破る反応であり、超対称性粒子など標準理論を超える物理の強い証拠となります。そのため、MEG II実験ではこの反応を探索し、現在その分岐比に対して最も強い制限を与えています。本研究では、自作装置を用いて、この分岐比の制限にどこまで迫れるかに挑戦しました。
感想と今後の抱負
初めての自身の研究に関する発表で、このような賞をいただくことができ、とても嬉しく思います。研究やポスター制作の過程では、たびたび自身の物理に対する理解不足を痛感していましたが、今回の受賞を励みにさらに研究に対する意欲が湧きました。これから一層精力的に研究活動に取り組んでいきたいと思います。
関連リンク
第14回高エネルギー物理春の学校2026 (関連サイト)