2026年4月1日、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻の寄田浩平教授が副センター長に就任しました。
寄田副センター長は高エネルギー素粒子実験を専門とし、米国フェルミ国立加速研究所(Fermilab)客員研究員(2003年5月~2004年12月)を経て、2005年3月に早稲田大学で博士(理学)の学位を取得。その後、米国シカゴ大学Fermi Fellow, Research Associate(2005年4月~2008年9月)、早稲田大学大学院先進理工学研究科物理学及応用物理学専攻准教授(2008年10月~2016年3月)、同・教授(2016年4月~2025年3月)を経て、2025年4月に東京大学に着任しました。世界最高エネルギーの加速器(LHC@CERN)を駆使し、素粒子の標準理論の精密検証とそれを超える未知粒子や新現象の探索を進めると同時に、独自の検出技術を使った宇宙暗黒物質の探索や、深層学習・量子技術等の先端技術の応用研究にも取り組んでいます。
就任に寄せて「この度、素粒子物理国際研究センターの副センター長を務めさせていただくことになりました。大変光栄に思うとともに、その責任の重さを感じております。本センターはLHC実験やMEG実験をはじめとする国際的な最先端研究を通じて、素粒子物理学の発展をリードしてきました。標準模型が実験的にも確立された現在、我々の研究は未知の物理に向けた新たな段階に入っています。また今後は、次世代フロンティアの開拓や量子技術・AIの融合を通じて、新しい学理の創出に正面から取り組む必要があります。若い研究者の自由な発想から新しい展開が生まれる環境を大切にしつつ、ICEPPがその中心で研究を担い続けられるよう、研究の現場に軸足を置いて関わっていきたいと思います。」と所信表明を述べました。
ICEPPの力強い歩みを未来につなぐとともに、私たちが直面している素粒子物理の刺激的な時代を“画期的な研究”と“豊かな人材の育成”によって切り開き、新しい組織体制のもと、教職員・大学院学生が力を合わせて創造し続けるセンターを目指していきます。
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