東京大学理学部物理学科 2017年度Aセメスター
物理学ゼミナール(森俊則)
火曜日午後13:00-14:45、理学部一号館5階508号室(鍵は10階1015号室)
- 「最先端の素粒子物理実験」
- 素粒子物理学分野で現在最も注目されている幾つかの実験について参考文献を輪講し、最先端の研究で今何が課題となっているのか探る。同時に素粒子と宇宙の標準模型、最先端の実験技術などについて学ぶ。高エネルギー加速器研究機構(KEK)へ実験施設の見学を予定している。
- 教科書、参考書
- 相談の上、適宜参考文献を配布。標準模型のテキストとしては以下のものを参照:
Mark Thomson, “Modern Particle Physics,” 2013, Cambridge University Press
R. Cahn and G. Goldhaber, “The Experimental Foundations of Particle Physics,” 2009, Cambridge University Press
- 授業の日程予定
- 09月26日:イントロダクション(1)スライド(PDF 7.3MB)
- 10月03日:イントロダクション(2)
- 10月10日:ニュートリノCP(1)資料、T2K最新論文
- 10月17日:ニュートリノCP(2)
- 10月24日:ニュートリノCP(3)
- 10月31日:ニュートリノCP(4)
- 11月07日:休講
- 11月21日:ヒッグス(1)資料1、資料2、ヒッグス発見論文
- 11月28日:ヒッグス(2)
- 12月05日:ヒッグス(3)
- 12月12日:ヒッグス(4)
- 12月19日:ヒッグス(5)
- 12月26日:重力波(1)資料1、資料2、重力波初観測論文
- 01月09日:重力波(2)
- 高エネルギー加速器研究機構(KEK)見学(後田・横山ゼミと合同)
- 1月30日(火)10:55 現地集合、16時半頃解散予定(見学の詳細 1.3MB)
- 昨年より稼働を始めた SuperKEKB加速器とその入射器(LINAC)、電子と陽電子の衝突現象を捕えるBelle II実験、日本への建設が期待される国際リニアコライダー(ILC)の開発現場(STF)などを見学予定。