atscan2 の使い方
Last update:2003/05/08
atscan に若干修正を加えて表示情報を増やしたバージョンです。
使い勝手はあまりよくないですが、"ないよりまし"ということで公開しています。
atscan2.tar.gz
展開
tar zxvf atscan2.tar.gz あるいは、
gzip -cd atscan2.tar.gz | tar xvf - で展開する。
Usage
(1) exec atscan filename iev dispmode dumpmc isprint mesh
(2) exec atscan#atscan1 filename iev dispmode dumpmc isprint mesh
(3) exec atscan#atscan1p filename iev dispmode dumpmc mesh
(1) iev番目のイベントからループを開始する。
(2) iev番目のイベントのみ表示。
(3) iev番目のイベントのみ表示とポストスプリプトファイルの作成。
filename : ntuple ファイル
iev : (開始)イベント番号
dispmode : 1,2,3,4,5 のモードがある。試して下さい。
dumpmc : PAW 端末に MC 情報をダンプする。
isprint : 0(作成しない),1(作成する) ポストスクリプトを作成するかどうか。
mesh : 1(0.2 x 0.2), それ以外(0.1 x 0.1)
Calorimeterのセルのeta-phiビューに関して、0.2x0.2のモードでは何も考えず
保存されている情報をプロットします。0.1x0.1のモードでは、|eta|>3.2の場合
近傍の4つの0.1x0.1の領域に同じEtを重ねる。このことにより、0.2x0.2を実現
しているつもりである。(高さがEtの大きさなので、平均等の操作をせずに単純
に重ねています。)
使い方のサンプル
atscan2 に移動したのち,paw を起動して
PAW > exec atscan 自分の ntuple ファイル
と実行します。2 x 2 画面で,
x-y view, pt-pz view, eta-phi view, cell's eta-phi view
が表示される。
PAW > exec atscan 自分の ntuple ファイル 10
とすると10番目のイベントから表示を開始します。
このオプションがなければ1番目から表示します。
PAW > exec atscan 自分の ntuple ファイル 1 2
とすると1番目から eta-phi view のみ表示します。
PAW > exec atscan 自分の ntuple ファイル 1 3
とすると1番目から cell's eta-phi view のみ表示します。
PAW > exec atscan 自分の ntuple ファイル 1 4
とすると1番目から eta-phi view と cell's eta-phi view を表示します。
PAW > exec atscan 自分の ntuple ファイル 1 5
とすると atscan のときと同じ表示になる。
ということで、簡単にまとめると
PAW > exec atscan 自分の ntuple ファイル 開始番号 表示モード
という引数です。
ループを行わず、ある一イベントのみ表示させるには、
PAW > exec atscan#atscan1 自分の ntuple ファイル イベント番号 表示モード
を使います。ただし、ここのイベント番号は PAW の端末に表示される Scan ID : xxx
の xxx の数字です。
ループを行わず、ある一イベントのみ表示させてポストスプリプトファイルに保存するには、
PAW > exec atscan#atscan1p 自分の ntuple ファイル イベント番号 表示モード
を使います。生成されるファイル名は、自分の ntuple ファイルの拡張子前_イベント番号.ps です。
あるいは、plot_atscan2_イベント番号.psです。(使用した atscan.kumac に依存。)
ループしている間に表示されたすべての情報をポストスクリプトファイルに保存するには、
PAW > exec atscan 自分の ntuple ファイル 開始番号 表示モード 0 1
とします。0 は、PAW の端末に MC 情報を表示するかどうかのフラグで、
1 は、ポストスクリプトを作成するかどうかのフラグです。
表示内容
(1) 再構成された情報は,実線あるいはダッシュ線で表示されています.
* Muon cyan solid
* Elec yellow solid
* Phot magenta solid
* Jet green solid
* Miss red dash
* Neut blue dash
(2) Generator level の情報は,点線で表示されています.
ただし,Higgs のモードに特化した表示のため,それ以外のモードでは
きちんと表示されない可能性があります.
* b-jet from Higgs green dot
* b-jet from top cyan dot
* q-jet blue dot
* e,muon magenta dot
* tau-jet red dot
* neutrio yellow dot
バグ,質問,要望
メール下さい.
Go to the main page
jtanaka