研究組織-B02

研究項目B「レプトン世代混合で見通す超対称性から超高エネルギーの世界

計画研究 B02「超対称理論における世代構造とレプトン・フレーバーの破れの研究」

研究代表者 山口 昌弘 東北大学・大学院理学研究科 教授
研究分担者 諸井 健夫 東北大学・大学院理学研究科 准教授

山田 洋一

東北大学・大学院理学研究科

助教

(研究計画の概要) 標準理論においては、レプトン数は各世代毎に保存するが、これは偶然の産物と考えられており、それを超えるより基本的な理論では、レプトンフレーバーは保存しない。特に超対称性理論においては、大統一相互作用やシーソー機構に関わる右巻きニュートリノの相互作用等の影響で、レプトンフレーバーの破れが、MEG実験で到達可能な大きさで起こることが期待される。この研究では、超対称性理論におけるレプトンフレーバーの破れを、現在考えられる様々な模型で、徹底的に調べ尽くす。そして、MEG実験でレプトンフレーバーの破れが発見された時に、LHCでの直接的な超対称性粒子の発見・研究からの情報と合わせて、レプトンフレーバーの破れの起源を同定する方法を確立する。さらに、クォークセクターの世代混合と組み合わせて、世代構造を統一的に理解する道を切り開く。

進行状況報告


本ページに関する問い合わせ先:東大素粒子センター・坂本 宏sakamoto@icepp.s.u-tokyo.ac.jp

2008年2月14日更新