研究項目B「レプトン世代混合で見通す超対称性から超高エネルギーの世界」
計画研究 B01「ミュー粒子稀崩壊探索実験MEGで迫る超対称性大統一理論」 |
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研究代表者 | 森 俊則 | 東京大学・素粒子物理国際研究センター | 教授 |
研究分担者 | 真木 晶弘 | 高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所 | 名誉教授 |
春山 富義 | 高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所 | 教授 | |
三原 覚 | 高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所 | 准教授 | |
大谷 航 | 東京大学・素粒子物理国際研究センター | 助教 | |
寺沢 和洋 |
慶応大学・医学部 |
助教 |
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岩本 敏幸 | 東京大学・素粒子物理国際研究センター | 助教 |
(研究計画の概要) 本領域は、新しい発見が確実視される実験によって今後の素粒子物理研究の方向を決定付けようとするものであり、その二大柱の一つであるMEG実験を実施するのが本計画研究である。MEG実験で発見しようとするミュー粒子の稀崩壊反応μ→eγは、標準理論では起こり得ず、力の大統一やニュートリノ振動現象の起源となる超高エネルギーでの物理によって、超対称性を通して引き起こされると考えられる。この研究によって超高エネルギーのエネルギースケールやその対称性について、また超対称性の破れの起源について、実験的証拠が得られることが期待される。本研究で提案している実験計画は既にスイスPSI研究所において承認され、スイス・イタリア・ロシアの共同研究者とともに準備中である。ここでは、この国際共同実験を日本の主導によって実施し、超高エネルギーの物理に迫る。
本ページに関する問い合わせ先:東大素粒子センター・坂本 宏sakamoto@icepp.s.u-tokyo.ac.jp