研究組織-A01

研究項目A「エネルギーフロンティアLHC実験」

計画研究 A01「アトラス検出器を用いたヒッグス粒子の発見」

研究代表者 坂本 宏 東京大学・素粒子物理国際研究センター 教授
研究分担者 小林 富雄 東京大学・素粒子物理国際研究センター 教授
真下 哲郎 東京大学・素粒子物理国際研究センター 准教授
浅井 祥仁 東京大学・大学院理学系研究科 准教授
上田 郁夫 東京大学・素粒子物理国際研究センター 助教
金谷 奈央子 東京大学・素粒子物理国際研究センター 助教
吉田 肇 鳴戸教育大学・学校教育学部 教授

田中 覚

立命館大学・理工学部

教授

(研究計画の概要) 本研究ではアトラス測定器を用いて、ヒッグス粒子を直接発見し、ゲージ対称性の破れや質量の起源が、真空の構造によるものであることを実証する。超対称性理論では最低4種類のヒッグス粒子が存在する。これらの発見・研究を通して、標準理論を超える物理を探る。この目的を達成するため、本研究グループは特に、アトラス実験で大量に収集されるデータを解析する環境づくりを行なう。アトラスで収集されるデータ量は年間約3ペタバイトにも達し、必要となる計算機資源量も膨大である為、従来の計算機システムはこれを効率的に処理できない。最先端のIT関連技術であるGRID技術を駆使して、世界中に分散した計算機を用いて、物理解析を効率よく行うことが可能な解析システムを構築する。

進行状況報告


本ページに関する問い合わせ先:東大素粒子センター・坂本 宏sakamoto@icepp.s.u-tokyo.ac.jp

2008年2月14日更新