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Rikuto Ojima

寺師研究室 修士課程2年

素粒子物理国際研究センターを選んだ理由は?

量子コンピュータの演算性能改善という面で研究を行なえる場があったからです。私はICEPPが開講していた「量子コンピュータ実習」という授業を4回生S1に履修し、実際の量子コンピュータの演算原理に魅力を感じました。そこで原理をより深く知り、実機に近い領域で演算性能改善に努めたいと考えたため、そのような研究ができるICEPPを選びました。

実際に入ってみてどうでしたか?

私は寺師研究室の1期生であり、先輩が不在で同期が一人という環境に不安を抱いていました。しかし、入学してみるとICEPP内での研究室の境目は全く感じず、多くの人と仲が深められました。同期とスポーツや飲み会をしたりしますし、他の研究室の先輩にもたくさんお世話になっています。広い人間関係を築きやすい環境は、人との相互作用が大切な研究活動において、とてもありがたいです。助教や准教授も、議論を持ち込んだ際はたくさん時間を割いてくださるので、研究も安心してできています。

学部生のころと比べて変わったと思う点は?

一つ目は能動的な姿勢が重要になる点です。学部の時は、履修した授業内容を理解することが重要でしたが、大学院では、研究に必要な行動を自分で考え、実行することが大切です。難しく感じる時もある一方で、自分にとって直に役立つことを学べるので、非常にやりがいを感じます。二つ目は、解答がない問題を解く点です。研究には解答がなく、一人での学習以上に、人との議論が不可欠です。議論の中で自分に無かった視点が得られたときは爽快です。

大学院の生活はどんな感じですか?

大学院としての時間は、授業、週例ミーティング、研究、TAなど担当教授のお手伝い(稀)です。授業の時間はほとんどなくなり、拘束時間が減ります。加えて自分はPCひとつで上記のタスクのほとんどをこなせるため、かなり柔軟に時間を使うことができています。研究するための最高の環境が整っている一方で、他の時間も容易に確保できるため、充実した大学院生活を送っています。

素粒子物理国際研究センターを目指す学部生にひと言!

ICEPPでは企業との共同研究や海外の有名大学とのコラボなど、様々な選択肢を取れるため、自分の望む経験を積めると思います。また量子コンピュータのハードとソフトの両面でエキスパートがいらっしゃるため、研究するにあたってとても心強いです。自分も先輩として手厚くサポートする準備はできています。安心して入ってきてください!