Globus テストに関してですが、CNRS Datagrid-fr/CERN/NorduGrid からユーザー認証を受けた方は、belnt.icepp.s.u-tokyo.ac.jp で、 簡単なコマンドを実行できますので、/bin/date や /usr/bin/whoami を実行してみたい方は、以下のように行なって下さい。 (1) ユーザー認証を受ける。 http://igc.services.cnrs.fr/Datagrid-fr/english/index.html の "Certificats" から。送られてくるメールはフランス語です。 私は苦労しました。今は英語メールかもしれませんが。 とりあえず、メールを何度かやりとりすると、ブラウザーに 証明書が登録されます。これを、ブラウザーから Export します。 私の場合は、IE を使っていて Export したファイルの拡張子は .pfx になりました。 (2) (1) のファイルを Grid で使えるファイルに変換する。 完全にフランス語のページですが、 http://134.158.16.14/datagrid/wp6-fr/ca/ca2-fr.html が参考になります。(困った...) lxplus074 にログインして、Globus tools kit が使えるように /afs/cern.ch/atlas/project/grid/atlas-edg/software/globus.csh /afs/cern.ch/atlas/project/grid/atlas-edg/software/globus.sh を用いて設定する。(tcsh の場合 source する。bash の場合 . する。) which openssl を実行して、 /afs/cern.ch/atlas/project/grid/atlas-edg/software/globus/bin/openssl なら問題ないでしょう。 (1) のファイルの名前が DataGridCA.pfx の場合、 openssl pkcs12 -nocerts -in DataGridCA.pfx -out userkey.pem openssl pkcs12 -clcerts -nokeys -in DataGridCA.pfx -out usercert.pem とすれば OK です。後者を作成するときには、パスフレーズが必要です。 もちろん、ここで使ったフレーズは忘れないでください。 ~/.globus/userkey.pem & ~/.globus/usercert.pem という場所に置いて下さい。これらのファイルのパーミッションは 上記のページにあるようにしてください。変更を忘れていたら 以下で proxy を作る時にエラーがでます。 (3) belnt.icepp.s.u-tokyo.ac.jp でコマンドを実行する許可をもらう。 grid-cert-info -subject を実行して表示された内容を jtanaka@icepp.s.u-tokyo.ac.jp まで送る。 (4) belnt.icepp.s.u-tokyo.ac.jp の Gatekeeper が信頼している CA の 公開鍵を登録する。(CERN ではもちろん "私のCA" なんぞは信頼されていません。) mkdir ~/.globus/certificates setenv X509_CERTDIR ~/.globus/certificates cd ~/.globus/certificates ln -s $GLOBUS_LOCATION/share/certificates/* . cp /afs/cern.ch/user/j/jtanaka/public/TOKYO/80feec25.* . (5) grid-proxy-init で、パスフレーズを入力して proxy を作成する。 (6) globusrun -o -r belnt.icepp.s.u-tokyo.ac.jp '&(executable=/bin/date)' globusrun -o -r belnt.icepp.s.u-tokyo.ac.jp '&(executable=/bin/hostname)' globusrun -o -r belnt.icepp.s.u-tokyo.ac.jp '&(executable=/usr/bin/whoami)' 等を実行してみる。 ただし、(5)のメールの内容が、belnt.icepp.s.u-tokyo.ac.jp の gridmap に登録されない限り実行できません。 CERN CA から認証を受けた方は、実行するのに時間がかかるかもしれません。 というのは、belnt.icepp.s.u-tokyo.ac.jp の Gatekeeper の信頼している CA には、まだ登録されていないからです。 注意: ブラウザーに登録された証明書は、パスワードをかけて Export すると 思います(IEではそうだった)。セキュリティーの上からは、 上記の簡単なコマンド類が実行できたならブラウザーに登録されている 証明書は削除すべきです。.pfx ファイルに関しては、パスワードが かかっているので、とりあえずは安全です。(あくまでもアドバイス。)