物理データの取得を開始

2008年に最初の物理データを取得しました。ドリフトチェンバーの放電問題等により、取得したデータは質・統計量ともに十分ではありませんでしたが、この短い運転で、先行のMEGA実験(アメリカ・ロスアラモス研究所で実施)で得られた分岐比上限値1.2×10-11とほぼ同じ実験感度を達成しました。2010年7月には詳細をまとめた論文をNuclear Physics Bに掲載し、世界中の研究者に向けて発表しました。

実験装置の全体写真 ©MEG Collaboration
ミュー粒子ビームラインの概略図 ©MEG Collaboration