Run3実験に向けて、LHCアップグレードを開始

地下トンネルでDISMACプロジェクト遂行中の研究者ら ©CERN

LHC加速器は非常に巨大で洗練されたマシンであり、わずかな変更でも膨大な作業が必要になります。2回目の運転停止期間に予定されている主要プロジェクトの1つである、LHC1,200台以上のマグネットをより安定・安全に動作させるための作業(DISMAC:Diode Insulation and Superconducting Magnets Consolidation)が4月より開始されました。7万を超えるタスクを完了するために、150人以上の科学者と技術者が地下100メートルのトンネルの中で1年以上の歳月をかけて一生懸命取り組んでいます。