2013年度ノーベル物理学賞受賞、ATLASとCMSの貢献も授賞理由に

ヒッグス博士(写真右)とアングレール博士(左) ©CERN

スウェーデン王立科学アカデミーは2013年度ノーベル物理学賞の栄誉を、ヒッグス博士とアングレール博士に授与することを発表し、2013年3月のヒッグス粒子確定から異例のスピード受賞と話題になりました。王立科学アカデミーは、理論提唱から50年を要した大発見に、今後は物質や宇宙誕生の理解が飛躍的に進む可能性があることも示唆しました。同日、東京大学小柴ホールでは、授賞の発表が約1時間ずれこんで緊張が高まるなか、スウェーデンでの発表が始まった瞬間、同ホールにいたATLAS日本チームも喜びに沸きました。

関連して、2012年12月に科学技術への顕著な貢献2012/ナイスステップな研究者(小林教授)、2013年2月に第5回折戸周治賞(浅井教授・田中准教授)、2013年4月に第19回読売ゴールド・メダル賞(浅井教授)、2013年11月に2013年度仁科記念賞(小林教授・浅井教授)を受賞し、日本グループの貢献が顕著に評価されました。

東京大学でのノーベル物理学賞会見 ©ICEPP