ヒッグス粒子と見られる新粒子発見、ATLAS・CMS同時会見

CERNで会見を開く所長とATLAS・CMSのスポークスパーソン ©CERN

1960年代に存在が予言された物質に質量を与える「神の粒子」は、「ヒッグス粒子と見られる新粒子」としてCERNで発表されました。ヒッグス粒子の研究成果を聞くために会場に集められた重要なポジションの研究者を前に、ATLASとCMSのスポークスパーソンがそれぞれの実験結果を述べ、その後CERNのロルフ・ホイヤー所長は「It is a Historic Milestone but only the beginning(歴史的なマイルストーンだが、始まりにすぎない)」と語りました。会見場には提唱者のヒッグス博士とアングレール博士も招かれ、拍手と歓喜の声が沸きあがりました。また、CERNでの会見は、東京大学小柴ホールでライブ中継を交えて同時発表され、翌日の新聞は全紙1面に「ヒッグス粒子発見確実」の見出しで大きくとりあげられました。

CERN会見場における提唱者を囲んだ一場面 ©CERN
ヒッグス粒子発見を祝うシャンパン・パーティ ©CERN
CERN研究者と談笑する一場面 ©CERN